『フライブルクのまちづくり-ソーシャル・エコロジー住宅地ヴォーバン(12月学芸出版社)』の発売が間近となりました。
今回、2年間にわたる調査期間を乗り越えて、数知れない文献の山をかき分けて、持続可能なまちづくり、都市計画、環境保護コンセプトを網羅したハンドブックとなるような1冊の本を取りまとめました。
『フライブルクのまちづくり-ソーシャル・エコロジー住宅地ヴォーバン』
学芸出版社
2500円+消費税=2730円
環境先進国ドイツで最も野心的なサステイナブルコミュニティを実現した住民たちの挑戦。
徹底した省エネと自然エネルギーの利用でエネルギー消費とCO2排出を激減させ、 画期的なマイカー抑制策で車のないまちを実現。
数々の輝かしい取組みを住民主導で成功に導いた軌跡に迫る。
本書でも訳注などで述べていますが、本文256ページでは収まりきらなかった専門的な内容や写真・グラフを、ダウンロードできるように整備しました。
ダウンロードや本の詳細については、[著書の紹介]をご覧ください
97年から開発がはじまったヴォーバン住宅地では、通常の住宅地と比べ、エネルギー消費量が半減、二酸化炭素の排出量が7割削減されています。
カーフリー、カーリデュースの取り組みも成功し、車の所有台数はなんと85台/千人とドイツや日本平均の6分の1。自転車保有台数は850台/千人を超えています。
住民によってたちあげられた「ソーシャル・エコロジーコンセプト」によって、コーポラティブ住宅が、エコロジカルな職場が、遊びの道路が、ビオトープが、カーフリーが、木質バイオマスによる地域暖房が・・・と数え切れない取り組みが実施されています。
ちなみにカーシェアリングについての詳細はこちらでどうぞ。
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